未来土地コーポレーションのガリバー主任が行く!

未来土地コーポレーションの宅建主任。身長196cmの巨人で社ではガリバーと呼ばれています。不動産取引だけでなく、法律関連にも詳しく未来土地のスーパーアドバイザー。取引、法律、資金面のことまでなんでも解決。日本国内だけではなく海外にも取引のために飛び回る。

シェール革命と日本の技術

100年分の新型天然ガスシェールガス」が埋蔵されているといわれ、エネルギー輸入国から一転、資源大国に躍り出ることになった米国の“熱気”が日本に押し寄せている。

ガスから軽油などの液体燃料を作り出す製造装置を手がける日立造船は「1設備を受注すれば100億円単位のビジネスになる」と鼻息も荒い。しかも、シェールガス関連設備は、伸び悩む主力製品の既存技術を応用できるため、日立造船にとっては開発投資が不要の“おいしい”商売でもある。

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日立造船製・クロムモリブデン鋼製高温高圧リアクター(反応器)

sankei bizより引用
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130430/cpc1304300900000-n1.htm

シェールガスは、有機物が堆積してできる頁岩(シェール)層から生まれる天然ガスのことです。米国では国土全域でシェール層があり、安価なシェールガスが日々生産され、発電エネルギーにも利用され、原子力発電にとってかわろうとしています。今年3月にはオバマ大統領が日本へのガス輸出に前向きな姿勢を表しました。

シェールガスは化学反応させることにより軽油や灯油などの液体燃料にすることができ、この技術をGTL(Gas to Liquid)と呼びます。反応器と呼ばれる設備でガスを高温・高圧で化学反応させるのですが、この反応器を作れるのは日立造船など世界で数社に限られます。反応器の重量は約2千トンの鉄の塊。高い強度と密閉性が求められるため溶接と加工がきわめて難しく、世界でもこの高い技術を持ち合わせる企業はごくわずかなのです。