サンテックパワー
3/19に中国の太陽電池最大手、尚徳太陽能電力(サンテックパワー)が会社更生の申請を行い破産が認められ、各ニュースサイトに大きく報じられることになりました。世界最大規模の生産を誇る会社なのでシリコンを卸している会社も、とばっちりを受けているようです。
破産の原因はいろいろ。リーマンショックに、ヨーロッパの太陽光発電補助金の削減による太陽光バブルの崩壊などが重なりその結果、商品が供給過剰に陥っていました。
サンテックパワーが急すぎるともいえる成長をしたのには、ドイツ・スペインが行った電気の買取制度(FIT)で決められた高額な買取価格によって起こった太陽光発電バブルと、その市場に格安のソーラーパネルを大量に投入できたことが挙げられます。ドイツ・スペインの企業は、サンテックパワーのソーラーパネルの価格に対抗することはできず、その制度は、自国の産業の活性化には貢献できなかったと言われています。
ヨーロッパの太陽光バブルは終焉をむかえましましたが、日本の再生エネルギー固定価格買取制度は2012年の7月に始まったばかり。売電を始めた年度で決められた価格で、以後10年間電気を買取してもらえるという変わったシステムです。昨年度は42円@1kWh、今年度は38円@1kWhと買取価格が昨年度より少し下がりました。売電の契約を早くするほど有利な価格で買い取ってもらえる制度ですので、この制度を利用するなら太陽光発電を早く導入したほうが得だといえます。
大飯原発以外の原子力発電所は停止中のなか、関西電力や九州電力の電気料金の値上げが認可されました。今後、他の電力会社も値上げされることが予想されます。
買取制度や今後の電気料金の動向から、太陽光発電の導入は十分なメリットがあります。
弊社では国内各社の高品質なソーラーパネルを取り扱っております。設置や制度の事など、お気軽にご相談ください。